城跡の地図
中城城
別名
所在地 北中城村大城503
遺構等 曲輪、石垣、碑、説明板
現状 中城城跡公園(世界遺産)
築城年 13ー15世紀
築城者
歴代城主 ?、護佐丸
形式 山城
訪城日 2006/2/24
【道案内】

【感想・メモ】
なかぐすくじょう
【歴史】
TOPページへ
国道329号「中城公園入口」信号を北へと県道146号に入ります。2km程進んだ「中城入口」バス停付近で道路に案内が出ているので、そこを左折します。すぐに中城城跡公園内となり、ここが城跡です。公園に無料駐車場が完備されています。沖縄で世界遺産に登録されている9つのうちの1つで、入城料300円。8時30分〜17時(入場締切は16時30分まで)見学可。
入口付近に縄張図付きの説明板や世界遺産の碑があり、北東側の裏門から入ります。裏門を入った右手は北郭で下の方に井戸があり、左手石段を上ると三の郭です。ここから見上げる二の郭、一の郭や城壁がステキです。次の門を入ると左手が二の郭で拝所があり、右手は細長く正門まで続く西の郭で、拝所や石段を下りた奥に井戸があります。二の郭の南西が正殿跡と一の郭で、ここにも拝所があり、観月台という高台もあります。観月台から二の郭・三の郭の城壁を見下ろすと壮大な気分になれます。とにかく城壁がカッコいい!一の郭の南西へ行くと拝所が3つあり、南の郭に出ます。そこから南が正門で、正門を出た所にまた世界遺産の碑や城址碑があり、そこから南は鍛冶屋跡です。この南には怪しげな建物跡が廃墟となっていました。この城は、とにかくカッコよくてダイナミックで楽しめる上、城壁の積み方が野面積み、布積み、相方積みと琉球における全ての石積み技法が見られ、時代の変遷もうかがえます。
中城城は13〜14世紀頃築城したといわれる。1440年、琉球王国統一初期で首里王府の王権が沖縄全土まで届かなかった頃、勢力を誇った勝連城主の阿麻和利を牽制するため、座喜味城主だった護佐丸が王府の命によりこの城に移り住んだ。護佐丸は、三の郭と北の郭を築き城壁を積んだ。アーチ式門は護佐丸が築いた座喜味城が最初といわれ、グスクでは座喜味城・中城城・首里城知念城など限られた城にしかない。1458年、護佐丸は阿麻和利の策略によって自害した。1609年以後の薩摩の植民地時代は、中国からの冊封使節団が来琉した際、冊封使に存在を知られぬようこの城に隠れていたともいわれる。