静岡県のお城
くのじょう
久野城
別名 座王城
所在地 静岡県袋井市鷲巣上末本
遺構等 曲輪、土塁、横堀、竪堀、堀切、井戸、碑、説明板
現状 久野城址公園
築城年 明応年間(1492-1501)
築城者 久野宗隆
歴代城主 久野、松下、久野、北条
形式 平山城
登城時間 駐車場から主郭まで5分
訪城日 2013/1 感想
【道案内】 城跡の地図
北の丸南の堀切

二の丸北の井戸
東名高速道路「袋井インター」から東北東へ約2.5km。袋井インターから東名沿いに東進すると、「久野城址」の看板が左前方に見えてきます。入口は何箇所かありますが、城の北側に駐車場が完備されています。
【感想・メモ】
久野城は城域が広いのですが、全体が公園整備されていて見やすいです。曲輪が見通せて気持ちよい上、本丸北下の横堀や二の丸北側の井戸などお手軽に楽しめます。
【歴史】
明応年間(1492-1501)、在地領主であった久野宗隆が築城した。宗隆は今川氏に属し、多くの戦功を立てたが、孫の宗能は永禄11年(1568)、徳川家康に属し、掛川城高天神城攻め、小牧長久手の戦いなどで戦功を立てた。天正18年(1590)、家康の関東転封に伴い宗能は下総に移封され、代わって松下之綱が丹波から入り城主となった。その後、松下重綱・久野宗能(再任)、久野宗成、北条氏重に至るまで、8代、約150年間居城したが、正保元年(1644)廃城となった。
参考資料
『静岡の山城ベスト50を歩く』加藤理文 ・中井均(編)/サンライズ出版
『静岡県の中世城館跡』静岡県教育委員会
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