静岡県のお城
たかてんじんじょう
高天神城
別名 鶴舞山城
所在地 静岡県掛川市(大東町)上土方嶺向
遺構等 曲輪、土塁、横堀、竪堀、堀切、土橋、井戸、碑、説明板
現状 山林
築城年 応永23(1416)
築城者 今川了俊、範政
歴代城主 今川、山内、福島、小泉、小笠原
形式 山城(標132m、比104m)
登城時間 駐車場から本丸まで10分
二の丸北方の堀切
訪城日 2013/1 感想
【道案内】 城跡の地図
県道38号沿いに案内があります(城は県道から西へ約1km)。北側の案内に従うと「搦手」側へ、南側の案内に従うと「大手側」に着き、どちらとも駐車場が完備されています。
【感想・メモ】
「高天神を制する者は、遠州を制する」と言われた武田と徳川が攻防を繰り広げたお城で有名!見張台の先にある堀切、堂の尾曲輪の横堀など見応えたっぷり。本丸からの眺望も良いです。
【歴史】
応永23年(1416)頃、今川了俊、範政が築城した。今川氏滅亡後は徳川家康が領し、小笠原長忠を城主とした。元亀2年(1571)、武田信玄が内藤昌豊に命じ攻めるも落とせなかったが、天正2年(1574)武田勝頼が2万の大軍で攻め落城した。翌天正3年、長篠の戦いで大敗した武田勝頼は家臣らの信頼を失い勢力が衰退。家康は高天神城攻略の足場として横須賀城を築き、天正9年奪還に成功。その後廃城となった。 
本丸

三日月井戸
参考資料
『静岡の山城ベスト50を歩く』加藤理文 ・中井均(編)/サンライズ出版
『中世城郭研究』第 23 号「高天神攻城戦と城郭 ― 天正期徳川氏の付城を中心に」中世城郭研究会
『静岡県の中世城館跡』静岡県教育委員会
かな井戸 大河内政局石窟 堂の尾曲輪横堀 見張台先の堀切
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