東京サマーランド南東の山が城跡です。圏央道「あきるのインター」から国道411号で300m程南下した「東京サマーランド前」信号を左折し、更に1km程進んだ「上戸吹西(明大中野学園入口)」信号を鋭角に右折します。350m程北西へ進んで左折し、700m程道なりに西進すると川を渡ってすぐ右に「根小屋城跡」の案内板があります。ここが登城口で、周囲余白に車を停めましたが周辺は道が狭いので注意して下さい。
【歴史】
西から檜原城戸倉城、網代城、戸吹城、滝山城とほぼ一直線に3〜4km間隔に城があることから、北条氏が築城したと思われる。西からの連絡網の一つとして、滝山街道(古甲州街道)をおさえ、武田の侵入に備える役割を果たしたと思われるが、武田軍による滝山城攻撃の後、北条氏は八王子城へ移ったため、この城も役目を終えたと思われる。

参考資料
『日本城郭大系』新人物往来社発行
『多摩丘陵の古城址』田中祥彦著

登城口

戸吹城
城跡の地図
別名 根小屋城、新城、二城
所在地 東京都あきる野市上代継600
遺構等 曲輪、土塁、横堀、堀切
現状 山林
築城年
築城者 北条氏
歴代城主 北条氏
形式 山城(比40m、標220m)
訪城日 2011/1 感想

登城口からハイキングコースになっており、2〜3分登ると竹林の中に横堀が見えます。その上にも横堀があり二段になっていて、東へ進むと竪堀があります。上には神社が祀ってあり、その背後にも立派な横堀が見られます。この神社前は東西にハイキングコースが続いていますが、もともと古い街道があった雰囲気です。城の主要部はここから北ですが、崩落が激しく、痩せ尾根を歩くのもかなり危険なので、すぐに引き返しました(立入禁止になっています)。あまりに危険で、落ちて重傷を負った人も居ます。命を落しかねないので本当に行かないようにして下さい。
【感想・メモ】

主郭へ向かう痩せ尾根

神社背後の横堀

【道案内】
登城口の地図

神社への虎口

とぶきじょう
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