観音寺城
【歴史】
築城時期は不明だが、南北朝期の建武2年(1335)宇多源氏佐々木六角氏頼が北畠顕家の進攻に備え、観音寺山を城塞化し立て篭もったと『太平記』に記されていることから、その頃には城が築かれていたと思われる。本格的な城郭となるのは応仁2年(1468)頃、六角高頼の時とされる。弘治2年(1556)六角義賢は石垣を巡らすなど城を大改修した。永禄11年(1568)織田信長が足利義昭を15代将軍として上洛する際、六角義賢・義弼父子は観音寺城に籠り阻止しようとしたが、前哨戦で和田山城・箕作城が落城すると、義賢・義弼父子は観音寺城を捨て甲賀の三雲城へ退いた。観音寺城は城主が無く廃城となった。
別名 佐々木城
所在地 滋賀県近江八幡市安土町石寺
遺構等 曲輪、石垣、土塁、井戸、碑、説明板
現状 山林
築城年
築城者 六角氏
歴代城主 六角、佐々木
形式 山城(比325m)
訪城日 2007/4/14

本丸薬師口虎口

本丸東側の石段
観音正寺へ行く途中右手に淡路丸があり、観音正寺を過ぎて奥へ行くと本丸があります。ここから下へと行くと、あちこちに石垣で覆われた曲輪があり、見応えたっぷりで一日居ても全てを見られません。登り口はあちこちにありますが(日吉神社、瓢箪山古墳、近江風土記の丘など)、御屋形跡(天満宮)からの追手道は、ほとんど道なき道でした。

詳しくは、観音寺城詳細御屋形池田丸平井丸淡路丸をご覧下さい。
【感想・メモ】
【道案内】
城跡の地図
観音正寺周辺一帯が城でお寺まで有料の林道と駐車場があります(16:30閉門)。お寺も参拝時間があり、参拝料が必要です。麓から登る道もあります。
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かんのんじじょう