【道案内】 |
城跡の地図 |
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JR山陰本線「由良駅」から北へ約1km。「道の駅 大栄」南側道路を500m程西進した右手のお台場公園が台場跡。公園は東西に長いですが西端が台場跡で、国道9号からは入れません。公園南側からのアクセスとなり、公園の南に無料駐車場(西側の駐車場に停めると良いです)が有ります。 |
【感想・メモ】 |
由良台場はとても見やすく、分かりやすくて、鳥取藩台場の中では一番オススメです。五角形に築かれ、砲台が置かれた土塁の様子も分かりやすいです。土塁上から見渡した景色がとても気持ちよく、かなり満足できます。 |
【歴史】 |
鳥取藩台場は、江戸末期である文化5年(1808)フェートン号事件、文政8年(1825)異国船打払令など諸外国との緊張が高まり、因幡・伯耆の二国の海岸線東西百六十kmの内、因幡では浦富、浜坂、賀露の三ヵ所、伯耆では境、淀江、赤碕、由良、橋津の五ヵ所に沿岸警備のため台場を建造した。由良台場は、高島秋帆に西洋砲術を学んだ武信潤太郎総指揮のもと、文久3年(1863)から行われた。藩財政が窮乏していたため、藩からの出資金なしで築造工事が進められた。男女問わず16歳〜50歳までの農民が動員され、延べ7万五千余人に及んだという。その人夫賃等の費用は、庄屋・豪農らの献金でまかなった。台場は文久4年に完成し、計4門の大砲が配置された。 |
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【参考資料】 |
『山陰の城館跡〜攻防の跡をたずねて〜』山陰史跡整備ネットワーク会議
『日本城郭大系』新人物往来社発行 |