鳥取県のお城 ゆらだいば
由良台場
別名
所在地 鳥取県北栄町(大栄町)由良宿
遺構等 土塁、碑、説明板
現状 お台場公園
築城年 文久3(1863)
築城者 池田慶徳
歴代城主 池田
形式 台場
登城時間
訪城日 2013/4/19 感想
【道案内】 城跡の地図
JR山陰本線「由良駅」から北へ約1km。「道の駅 大栄」南側道路を500m程西進した右手のお台場公園が台場跡。公園は東西に長いですが西端が台場跡で、国道9号からは入れません。公園南側からのアクセスとなり、公園の南に無料駐車場(西側の駐車場に停めると良いです)が有ります。
【感想・メモ】
由良台場はとても見やすく、分かりやすくて、鳥取藩台場の中では一番オススメです。五角形に築かれ、砲台が置かれた土塁の様子も分かりやすいです。土塁上から見渡した景色がとても気持ちよく、かなり満足できます。
【歴史】
鳥取藩台場は、江戸末期である文化5年(1808)フェートン号事件、文政8年(1825)異国船打払令など諸外国との緊張が高まり、因幡・伯耆の二国の海岸線東西百六十kmの内、因幡では浦富浜坂、賀露の三ヵ所、伯耆では淀江赤碕、由良、橋津の五ヵ所に沿岸警備のため台場を建造した。由良台場は、高島秋帆に西洋砲術を学んだ武信潤太郎総指揮のもと、文久3年(1863)から行われた。藩財政が窮乏していたため、藩からの出資金なしで築造工事が進められた。男女問わず16歳〜50歳までの農民が動員され、延べ7万五千余人に及んだという。その人夫賃等の費用は、庄屋・豪農らの献金でまかなった。台場は文久4年に完成し、計4門の大砲が配置された。
参考資料
『山陰の城館跡〜攻防の跡をたずねて〜』山陰史跡整備ネットワーク会議
『日本城郭大系』新人物往来社発行
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