山形県のお城 にわつきだて
庭月館
別名 庭月楯
所在地 山形県金山町庭月
遺構等 曲輪、土塁、横堀、碑、説明板
現状 山林
築城年 戦国期
築城者 庭月綱任
歴代城主 庭月氏
形式 平山城
登城時間
西側の横堀 訪城日 2014/4/27 感想
【道案内】 登城口の地図 城跡の地図
鮭川中学校の南道路から200m程西進した突き当りを左折します。400m程南下して坂を下りきった所で橋を渡り、坂を上がりながら200m程進むと左手に説明板があります。この正面の林が館です。
遠景
【感想・メモ】
岩下川が鮭川に合流する南西側の段丘上に位置し、説明板の左から館に向かうと横堀の手前に標柱がありました。館は単郭で、西側に土塁が、北東隅に「太守公広綱塔」石碑があり、西から南にかけて横堀が巡っています。この南西側から更に堀が延びており水堀のようになっています。庭月館の支城として、北に八幡館、南西に小十郎館、その南に玄蕃館があります。
【歴史】
鮭延城主秀綱が、鮭川、川西の重要拠点として一族の佐々木氏に築かせた館。佐々木氏は綱政の時に庭月郷千石を領して庭月氏と称し、綱政・綱任・広綱の三代に亘って居住した。庭月館は綱政が築いたといわれる。山形城主最上氏の改易により廃館となった。
参考資料】
『山形県中世城館遺跡調査報告書 第3集(庄内・最上地域)』山形県教育委員会発行
『日本城郭大系』新人物往来社発行
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