【道案内】 |
登城口の地図 |
城跡の地図 |
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県道17号で県民の森を西へ抜け、県道49号と交差する手前を右折すると長松寺があり、お寺の前が登城口で駐車場や説明板があります(道路各所に城の案内有)。 |
【感想・メモ】 |
遠景 |
最初に駐車場前の案内所でパンフを貰うと良いでしょう。駐車場から立派な竪堀が見え、下端に首洗池があります。竪堀沿いに道を上がると東部大空濠を堪能でき、ここだけでも十分満足できます。主郭方面へ登っていくと虎口があり、この西側に大空堀があります。これは主郭西の空堀で、この堀は主郭の東南部以外を取り囲んでおり、西側は二重になっています。ここから西へ約150mには三重堀切(西部三重濠)があり、1本目は浅いものの、2・3本目はかなりしっかりしていて圧巻です。麓には城主江口道清のお墓もあり、駐車場から250m程西に内城があるのですが、遺構は分かりませんでした。 |
【歴史】 |
山形最上氏は、置賜・下長井地方に通じる要衝の地・畑谷に部将江口五兵衛道清を配し、置賜との境を守らせていた。道清は8千石を領し、東黒森山の尾根続きとなる館山に米沢上杉家に対する最前線の城を築いた。慶長5年(1600)関ヶ原合戦にあたり、上杉家直江山城守兼続が2万の軍を率いて荒砥から進撃し山形城を目指す途中、畑谷城を攻めた。9月13日、江口道清は戦いに敗れ自刃し、落城した。 |
駐車場から見える竪堀 |
【参考資料】 |
『山形県中世城館遺跡調査報告書』山形県教育委員会発行、
『日本城郭大系』新人物往来社発行、現地説明板 |