登城口の地図
本沢小学校から南西へ約700mの城山が城跡。登城口は幾つかありますが、国道348号と国道458号が交差する「山形市長谷堂」信号から300m程国道348号で東進した左手にある「長谷堂城跡公園」の西側にある八幡神社入口(八幡崎口)から登ると良いでしょう。公園に無料駐車場があります。
【歴史】
築城年・築城者ははっきりしないが、伊達文書に「永正11年(1514)最上と戦って長谷堂を陥す」とあり、この頃には城塞が構えられていたと考えられる。長谷堂城は最上氏の山形城の前衛基地で、山形盆地と米沢盆地を結ぶ小白府街道や狐越街道の要所にあり、上杉に対する重要な拠点であった。慶長5年(1600)9月13日、畑谷城を攻め落とした上杉景勝の重臣・直江山城守兼続は、2万の大軍を率いて翌14日菅沢山に本陣を置き、長谷堂城を攻めた。守る志村伊豆守光安は1000余の兵力で激しい攻防戦を繰り広げたが、兼続は長谷堂城を落せないまま9月末に関ヶ原敗報を受け撤退した。この功績により志村氏は3万石の酒田東禅寺城主となり、代わって坂紀伊守が長谷堂城主となったが、元和8年(1622)最上氏改易により廃城となった。
(『日本城郭大系』新人物往来社発行、現地説明板 参照)
長谷堂城

直江山城守本陣から望む

主郭


【感想・メモ】
公園に水堀が復元され、説明板や杖も置いてあります。八幡崎口から2分程登ると八幡神社で、その先に帯曲輪群がありますが、1つ1つの曲輪はとても小さいです。ここから尾根道を登って主郭下の帯曲輪や、柵が復元された曲輪等を見て、主郭へ。南東隅にある稲荷神社には枡形虎口があり、北方に直江山城守本陣が望めます。礫石なのか?石が沢山落ちている箇所もあり、主郭から南へ下りると横堀があります。暑かったので全体を見るのはやめ、更に南下にある長谷堂観音を見てから少し戻り、東へ横移動して阿弥陀堂経由で内町口に下山しました。
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城跡の地図
別名 楯山、亀ヶ城
所在地 山形県山形市長谷堂176
遺構等 曲輪、横堀、復元水堀、碑、説明板
現状 城址公園
築城年 不明
築城者 不明
歴代城主 志村伊豆守光安、坂紀伊守
形式 山城(比85m、標230m)
八幡崎口から主郭まで約15分
訪城日 2010/7 感想
【道案内】
はせどうじょう