横地城
【感想・メモ】
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東の城(本丸)

横地氏一族の墓

室町初期、横地氏が築城し本城とした。横地氏は、源義家と相良の土豪相良太郎藤原光頼との間にできた子・横地太郎家長で初代で、以後文明8年まで14代に亘り、この地に勢力を誇った。文明8年(1476)、遠江へ侵攻した今川義忠に対し、遠江守護斯義廉に与した横地秀国は、勝間田修理亮と連合して今川義忠と戦った。この戦いで勝間田城が落城。余勢をかった義忠は横地城を攻め落城させた。この時、城主横地秀国も討死にし、横地氏は滅亡した。尚、秀国の子・元国は、後3代に渡り武田氏に仕え、武田氏滅亡後は徳川家康に仕え、旗本として明治を迎えた。
【歴史】

二の丸(西の城)

東名高速道路「菊川インター」から南東約3.5km。県道245号沿いに案内が出ているのでそれに従うと良いでしょう。周辺は道が狭いので注意して下さい。横地神社前に駐車場があります。

東の城堀切

横地神社

【道案内】
城跡の地図

別名 金寿城
所在地 静岡県菊川市東横地字奥横地
遺構等 曲輪、空堀、土塁、井戸、碑、説明板
現状 横地神社、公園、山林
築城年 室町初期
築城者 横地氏
歴代城主 横地
形式 山城(比80m)
訪城日 2010/5 感想
駐車場から真っ直ぐ登ると二の丸(西の城)で、横地神社になっています。あちこちに看板や横地城の標柱があり、城跡は整備され、道もしっかりしています。神社の東方に中の城、本丸(東の城)があり、本丸北側には井戸があり、その周囲の尾根には堀切があります。神社から西方も城域で、詰の城、のろし台、かくし井戸、藤丸館、横地氏一族の墓と見所盛り沢山ですので、最低でも1時間、できたら2時間程時間をとって見学すると良いでしょう。
よこちじょう