静岡県のお城
ほんりゅうじつけじろ
本立寺付城
別名
所在地 静岡県伊豆の国市韮山金谷
遺構等 曲輪、土塁、長塁、堀切、井戸
現状 山林
築城年 天正18年(1590)
築城者 蜂須賀家政
歴代城主 蜂須賀家政
形式 山城(比120m、標150m)
登城時間 お寺のPから主郭まで約15分
長塁
訪城日 2013/2 感想
【道案内】 登城口の地図 城跡の地図  
韮山郷土史料館の西南西約800m。韮山郷土史料館の西南西約400mにある本立寺から登城道があり、お寺に参拝者用駐車場があります。
【感想・メモ】
お寺の鐘楼を左手に過ぎると右手に「峰女王」と書かれた鳥居があり、この階段を登ります。その先は七面山まで道が整備されています。お寺から7〜8分程登ると虎口があり、東西に長い削平地を進むと東にも土塁があり、その先に堀切、そして長塁が築かれています。山頂の七面山はお堂が建っており改変されている雰囲気ですが、お堂背後から東に土塁があります。ここから北西尾根へと下ると土塁を伴った郭があり、北側に井戸もあります。ここから先は藪ですが、更に浄念寺へとのびる北西尾根を下ると、こちらにも長塁が築かれ、中腹にも土塁とその南側に堀を伴った郭があります。かなりしっかりした遺構が見られて満足できます。
【歴史】
天正18年(1590)、豊臣秀吉の小田原征伐の際、北条氏の韮山城を攻略すべく築いた豊臣勢の陣城の一つ。本立寺付城は阿波徳島城主蜂須賀家政勢(2500人)が築き陣を置いた。
虎口

主郭
参考資料
『伊豆韮山籠城戦の付城と仕寄遺構』土屋比都司著
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