根小屋城

堀切

私は、山名城と両方見る時間がなかったため城跡北側の自然歩道から入りましたが、山名城側から登って根小屋城もセットで見ることをオススメします。登り始めて少しすると左手に竪堀?と思えるものが2本程見え、それ以外に1本は確実に竪堀がありました。10分位登ると正面に井戸跡と土橋が見え、背後には竪堀があります。土橋を通った右手が二の丸で、左手が本丸です。井戸跡から横堀を見ながら三の丸を東へ進むと本丸への虎口があります。これがかなりしっかりした内枡形虎口です。本丸には展望台があり、その西側に坂虎口があります。ここから下りて本丸の南側へと四曲輪を歩くと、こちらにも横堀が巡っているのが見られます。本丸下の南付近から西へ進むと堀切があり、その先が搦手でこちらには東屋があり、この尾根をそのまま進むと10分強で山名城です。

主郭北の土橋

【道案内】
城跡の地図
上信電鉄上信線「高崎商科大学前駅」から西へ約500m。南東約700mにある山名城から尾根続きに10分強で訪れることができますが、城跡北側の「群馬自然歩道」から登る事もできます。
【歴史】
永禄5年(1562)箕輪城を落とした武田信玄は、西上州を手中に収め、北条氏康、上杉謙信を封じていた。根小屋城は永禄13年、武田信玄が北条氏康に備え築城し、信州の望月甚八郎・伴野助十郎らを置いて守らせた。この城は狼煙台として、また新附の倉賀野城木部城和田城の諸将を監視するため、守兵は信州の信頼できる将兵を入れた。

主郭

搦手


【感想・メモ】
別名
所在地 高崎市山名町城山
遺構等 曲輪、土塁、空堀、堀切、竪堀、馬出し、井戸、説明板
現状 山林
築城年 永禄13(1570)
築城者 武田信玄
歴代城主 武田
形式 山城(比100m)
登城口から主郭まで約10分
訪城日 2008/3/29 感想
ねごやじょう
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