佐久良城 |
国道307号「中在寺」信号を東へと県道525号に入ります。1km程東進して佐久良川を「常水橋」で渡り、そこから300m程進んだ路地を左折すると、左手に佐久良城の碑や説明板があります。この奥が城跡です。説明板の前に駐車スペースがあります。 |
説明板の背後に神社があり、その奥の山が城跡で、案内や道があるのですぐに分かると思います。立派な土橋がありますが、あちこち藪だらけで説明板の柱が埋もれて見えない位です。その上イバラも沢山あって痛かったです。遺構はしっかり残っていたので、夏以外に来なくてはダメですね。 |
室町時代(1338-1573)、桜谷一帯を領していた小倉氏の本城を佐久良城といい、地元では「下の城山」と呼んでいる。すぐ東にある長寸山頂上の長寸城を「上の城山」と言い、鳥居平にある鳥居平城、奥師にある四つ谷城、川原に残る園城城など、5ヵ所の城を代々の小倉氏が築いた。特に文武両道の名将だった戦国の武将である小倉実澄が、この城で活躍したことは数々の文献にも残されており、周囲を堅牢な土塁で囲んだ本丸跡には庭園を設けるなど、典型的な中世城郭の遺構を完全な姿で今に残している。堀切という空堀の跡、大手と搦手門である虎口の跡、帯曲輪、お馬洗いという湧水の跡等々、見るべき遺構が随所に数多くある。なお近くにある曹洞宗の神護山仲明寺は、小倉氏中興の英傑だった小倉実澄の菩提寺である。 |
別名 | |
所在地 | 滋賀県日野町佐久良 |
遺構等 | 曲輪、土塁、横堀、竪堀、堀切、土橋、碑、説明板 |
現状 | 山林 |
築城年 | 室町時代 |
築城者 | 小倉氏 |
歴代城主 | 小倉 |
形式 | 丘城(比20m、標210m) |
訪城日 | 2006/7/8 |
さくらじょう |