鳥居平城

北から2つ目の郭
ここ大字鳥居平の東に連なる丘陵尾根上には、室町時代に築かれた山城の遺構が東西数百メートルにわたって、ほぼ原形のままで残されている。史跡全体は中世の築城様式特有の土塁をめぐらす堅牢な城郭が十ヵ所以上もあり、峻険な堀切も数箇所に設けられるなど広大な城であったことが偲ばれ、滋賀県でも屈指の山城であったことが確認できる。その昔、奥津保と呼ばれた今の桜谷全体の領主であった小倉氏がこの城に深く関係したと考えられ、この城の城主は寺倉氏であったと伝えられているが、歴史的な経過などは不明のままである。
【歴史】
城域が広大で、南北に細長い尾根全体が城です。北から2つめの郭だけ整備され、縄張図付きの説明板があります。他の郭は藪ですが、行けども行けども遺構がありかなり楽しめます。図面に載っていない先にも随分と広い郭に土塁と堀があり驚きます。途中(北から5つめの郭)から谷を隔てた西側にある郭には立派な土塁が巡り、高さや構造からこの郭が主郭かもしれません。2時間程見学時間をとって下さい。尚、北麓の道路沿いにも城の説明板がありました。
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【感想・メモ】
【道案内】
城跡の地図

主郭?の土塁
国道477号沿い「日野町役場」から県道508号で2km程北上すると道が二手に分かれるので右折、更に500m程北上するとお城の案内が出ています。ここを右折した正面突き当りが城ですが、道は個人宅で終わっているため、城の案内を過ぎたすぐ右手の集会所に駐車させて頂きました。
別名
所在地 滋賀県日野町鳥居平
遺構等 曲輪、土塁、横堀、堀切、説明板
現状 山林
築城年 室町時代
築城者
歴代城主
形式 丘城(比30m、標224m)
訪城日 2015/1/11
とりいひらじょう