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京都府のお城 しゅうざんじょう
周山城
別名 城山
所在地 京都府京都市右京区(京北町)京北周山町
遺構等 曲輪、土塁、石垣、天守台、堀切、桝形虎口、碑、説明板
現状 山林
築城年 安土桃山時代
築城者 明智光秀
歴代城主 明智光秀
形式 山城(比220m)
登城口から主郭まで約30分
訪城日 2011/4 感想
西尾根・小姓丸西北の石垣
登城時間 登城口から主郭まで約30分
【道案内】 登城口の地図 城跡の地図
「道の駅ウッディ京北」の西約1kmの山が城。「道の駅ウッディ京北」に駐車し、ここで「周山城址案内図」を頂きました。道の駅から西へと川を渡り80m程先の突当り信号を右折します。250m程北上した左手の「京北農協前」バス停(説明板有)で左折し、真っ直ぐアンテナが見える山へ西進すると登城口です(案内有)。
【感想・メモ】
登城道は整備され、20分程登るとNHK受信施設がある郭となり虎口付近などに石が見られる。そこから先は石積みが見られ、更に5分も登ると枡形虎口を通ってNHKのアンテナがある二の丸へ到着。この東から南斜面にかけて石垣が見られ、主郭方面を望むと石がかなり落ちていてカッコイイ。そこから主郭はすぐ。主郭下に崩れた石が沢山あり、石段跡や枡形虎口の雰囲気も分かる。本丸には一段高い天守台もあり、土塁が巡っている。主郭に縄張図が描かれた台?があり、それを参考に各尾根へ。まずは南尾根。こちらは藪ながらも枡形虎口のある郭が2つあり、石垣も随所に見られる。北尾根は急勾配だがやはり石垣が数箇所見られる。西尾根は最も石垣が見応えあり、行けども行けども石垣の嵐!2段程下りた郭に真っ直ぐ石垣、右が井戸の表示があるが、右手へ行くとすぐに石組みの井戸があり、真っ直ぐ進んだ一段下の西北斜面の石垣が最大の見所だ。更に西へと黒尾山方面へ5分も進むと大堀切がある。鉄塔の先にももう1つ堀切があるので見ておこう。この先、更に6〜7分も進めば土の城があるので、時間が許せばこちらも見学しよう。見所満載で本当に大満足できるお城だ。
【歴史】
天正年間(1570年代)丹波平定を命じられた明智光秀が若狭より京都への押さえを目的として築城したと伝えられ、山頂部は主郭を中心に東西南北の尾根上に曲輪を造成。主郭東側には低い石塁で囲い込まれた通路があり、石塁上に土塀を巡らせていたと考えられる。また、虎口や井戸の跡、建物の存在を示す瓦片は織豊期に使用されたことを示し、現存する総石垣の遺構は壮大で、西尾根には土の城跡があり、支城として存在していた。天正9年8月、光秀は津田宗及と十五夜の月見を楽しみ、本能寺の変(同10年6月2日)後の同12年2月には豊臣秀吉が赴いている。
主郭 天守台 南尾根の石垣
西尾根先端の堀切 北尾根の石垣
京都府参考文献
舞鶴の山城 舞鶴山城研究会
【図解】近畿の城郭T 城郭談話会(編)/戎光祥出版
【図解】近畿の城郭U 城郭談話会(編)/戎光祥出版
【図解】近畿の城郭V 城郭談話会(編)/戎光祥出版
【図解】近畿の城郭W 城郭談話会(編)/戎光祥出版
【図解】近畿の城郭X 城郭談話会(編)/戎光祥出版
近畿の名城を歩く 滋賀・京都・奈良編 仁木 宏、福島 克彦/吉川弘文館
日本城郭大系11 新人物往来社
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