長野県のお城
とものじょう
伴野城
別名 伴野館、野沢館
所在地 長野県佐久市野沢110
遺構等 曲輪、土塁、横堀、碑、説明板
現状 城山公園
築城年 鎌倉時代初期
築城者 小笠原(伴野)時長
歴代城主 伴野氏
形式 平城
登城時間
主郭土塁
訪城日 2013/3 感想
【道案内】 城跡の地図
JR「中込駅」から南西へ約1.1km。国道254号「佐久大橋」で千曲川を西へ渡り、250m程西進した「ハローワーク」を過ぎて最初の路地を左折します。100m程南下した右手にある「城山公園」が城跡ですが、公園に駐車場がないため、南側の大伴神社付近の余白に駐車しました。
【感想・メモ】
土塁が北と西、東の北側に取り巻き、その外側には地図でもハッキリ分かる水堀が巡っています。公園整備され、お手軽に楽しめます。また、公園のすぐ東側にある成田山の山門は龍岡城の移築門なので、一緒に見ると良いでしょう。
【歴史】
鎌倉時代初期、伴野庄の地頭となった小笠原時長が伴野氏を称し、伴野城を築いて本拠とした。その後、戦国時代になると城は増改築されたが、文明年間(1469-87)、隣接する大井氏との抗争に伴い2.5km西方に前山城を築いて本拠を移した。天正10年(1582)武田氏滅亡後、伴野氏は北条氏に属していたため徳川方の依田信蕃に攻められ前山城は落城、城主伴野信守は討死し、伴野氏は滅亡した。伴野城は佐久地方に侵攻した有力氏の支配拠点などとして利用され、江戸時代には官庫、陣屋、藩出張所などとして存続した。
参考資料
『図解 山城探訪』宮坂武男著
『長野県の中世城館跡分布調査報告書』長野県教育委員会発行
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