妻木城

主郭方向と太鼓櫓の間の堀切
2〜3分登ると土塁があり、その上に堀切が見えます。この右手が主郭で石垣や「旗立岩」という大きな岩があります。ここからの眺望が素晴らしく、山城の醍醐味が存分に味わえます。御嶽山をはじめ、南アルプス連峰までくっきり見えました。主郭の東下や南下にも堀切があり、この付近には岩がゴロゴロしています。また、最初の堀切から左へ進むと「太鼓櫓」があり、その南西に堀が少し複雑にあって面白いです。更に南や南西に郭が続きます。
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主郭西側の石垣
太鼓櫓南西方向の堀切
【感想・メモ】
城跡の地図
城跡の地図

【道案内】
別名
所在地 岐阜県土岐市妻木町上郷
遺構等 曲輪、土塁、堀切、竪堀、石垣、碑、説明板
現状 山林
築城年 暦応2年(1339)
築城者 土岐頼重
歴代城主 土岐氏、妻木氏
形式 山城(Pから比30m、標409m)
登城口から主郭まで約5分
訪城日 2011/12 感想
つまきじょう
県道388号で東海環状道路を東へくぐり、1.3km程東進した通り沿い右手の「妻木城士屋敷跡」から歩いて登る事ができますが、車で城跡近くまで行けます。士屋敷から東進して県道19号にぶつかったら右折し、1.8km程南下した「名岐国際ゴルフクラブ」入口へと右折します。130m先で道が2手に分かれ、左手はゴルフ場へ、右手が林道へ(案内有)。この右手の林道を1km程上ると右手に池があり、その横に駐車場があり、駐車場北側に登城口があります(案内有)。
縄張図(現地説明板より)
【歴史】
暦応2年(1339)土岐頼貞の孫・頼重が築城し、長く土岐明智氏が領した。戦国末期に妻木氏が妻木付近を領するようになった。関が原の合戦の際、頼忠は徳川家康に妻木を守るよう命じられ、父・貞徳と共に岩村城主・田丸直昌と戦った。その戦功により、翌慶長6年(1601)頼忠は家康より改めて妻木を所領として与えられた。元和期頃にはこの城の機能を終え山麓の城館が主に機能するようになったと思われる。
参考資料
現地説明板
『岐阜県中世城館跡総合調査報告書 第3集(可茂地区・東濃地区)』