広島県のお城 おぐらやまじょう
小倉山城
別名 小倉城、小蔵山城、紅葉山城
所在地 広島県北広島町(大朝町)新庄
遺構等 曲輪、空堀、礎石、土塁、碑、説明板
現状 城址公園、山林
築城年 南北朝末期
築城者 吉川経見
歴代城主 吉川
形式 山城(Pから比60m)
登城時間 7分
本丸
訪城日 2012/5/3 感想
【道案内】 登城口の地図 城跡の地図
浜田自動車道「大朝インター」から国道261号で1.3km程北上して右折し、300m程東進すると、道路右手に大きな無料駐車場があり、駐車場から碑や説明板が見えます。ここが登城口です。
【感想・メモ】
城址碑から二の丸方面へ登り始めると、すぐに屋敷跡のような曲輪が見え、5分もかからずに二の丸が見えてきます。二の丸から御座所跡を見下ろす景色がとても気持ちよく、本丸切岸の高さに圧倒されます。御座所跡の西側には大堀切があります。本丸からの眺めも良く、西側には石積みもあり、本丸北の曲輪には竪土塁があり、ここに登城路があったようです。御座所跡の南にも竪土塁のある曲輪があり同じような造りになっています。全体に、広い曲輪が配置された城跡をあちこちから見渡せて気持ち良く、大満足できるお城です。
【歴史】
南北朝末期、吉川経見が築城して駿河丸城から移った。吉川氏11代目の元春は、毛利元就の次男で、母方の実家である吉川氏の養子となった。天文19年(1550)、元春が日野山城を築いて移るまでの約170年間、吉川氏の本城だった。
参考資料
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』広島県教育委員会発行
『日本城郭大系』新人物往来社発行
本丸南曲輪 本丸北曲輪の竪土塁 御座所跡西の堀切
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