城跡の地図
大平本城

主郭土塁
別名
所在地 愛知県豊田市(小原村)大平町下大屋敷
遺構等 曲輪、土塁、堀切、竪堀
現状 山林
築城年 戦国期
築城者 大内久松
歴代城主 大内
形式 平山城(比40m、標390m)
訪城日 2024/2/24
【道案内】
おおひらほんじょう
「大平公民館」から県道353号を300m程東北に進んで左折し、県道19号に入ります。少し北上すると右手に「八王子神社」があります。この神社の奥が城です。

【感想・メモ】
神社から奥へ歩いていくと左手に削平があり、その先に堀切があります。堀切の20m先右手下には竪堀が見られ、左手へ上がると曲輪があります。この北側が主郭で、主郭は東西約30m、南北約70mもあり、東側には高さ5m程の土塁が南北に60mも続いており、見応えがあります。主郭の西方にも竪堀が2本あるようです。谷を隔てた北にある大平姫城とはセットの城と思われ、尾根続きに行くことが出来ます。

【歴史】
戦国期に大内久政が築城した。文正元年(1466)岩津城主・松平信光の夜襲に遭い落城し、久政は濃州雨沢で戦死した。家老・伊藤権太夫は大平に留まり再起を画策したが、文明16年(1484)病死した。




南方の堀切 大平本城縄張図(下)  原図:高田徹氏
愛知県中世城館跡調査報告書U(西三河地区)より