柏木家は韮山の江川家と共に奈良時代からこの地に来たといわれており、屋敷に代々居住した柏木氏は茶畑に鎮座する浅間神社の神職を務め、天文21年(1552)頃葛山氏から神領を安堵され、勧進を受けたと古文書にある。屋敷は背後に境川を控え、四方に土塁と水堀を巡らし、中世土豪屋敷の形態を現在も保っている。 参考資料 『静岡県の中世城館跡』静岡県教育委員会発行 『ふるさと古城の旅』水野茂著 |
柏木屋敷 |
田んぼの向こうに広場があり、西側に虎口があります。東側には境川が流れ、南と西には水堀が巡り、その内側に土塁が取り巻いていて、単郭の屋敷跡の雰囲気が味わえます。現在もこの地は柏木氏が地主のようで、広場として解放してくれているようです。 |
別名 | |||
所在地 | 静岡県裾野市茶畑 | ||
遺構等 | 曲輪、土塁、水堀、碑、説明板 | ||
現状 | 柏木コミュニティ広場 | ||
築城年 | |||
築城者 | 柏木氏 | ||
歴代城主 | 柏木氏 | ||
形式 | 屋敷 | ||
訪城日 | 2010/5 | 感想 | ○ |
かしわぎやしき |
JR御殿場線「裾野駅」から東南東へ約1km。向田小学校南西の「茶畑交番前」信号から700m程南下した東方(1本東の通りの向こう)にある柏木コミュニティ広場が屋敷跡で、広場に駐車可能です。 |