【歴史】
狩野氏は、藤原維景を祖としており、平安末期から近世初めまで、伊豆中央部一帯に強大な勢力を持っていた。鎌倉時代には執権北条氏を支える大きな力になっていたようです。畠山国清が足利基氏に背いた時は、畠山を支援したが、畠山が降伏した後は上杉氏に従って伊豆に侵入してきた北条早雲に対抗した。しかし、これも後に早雲に従っている。
狩野城
別名 柿木ノ城
所在地 静岡県伊豆市湯ヶ島町本柿木
遺構等 曲輪、土塁、堀切、横堀、竪堀、碑、説明板
現状 山林
築城年 治承4(1180)
築城者 狩野茂光
歴代城主 狩野
形式 山城(比100m)
訪城日 2004/11/5
国道136号で柿木川を渡る「柿木橋」のすぐ北側の三叉路南西側に城の案内板が出ています。ここを西へ入り、500m程西進した左手に城の見学者用駐車場があります(解説板やトイレも有り)。ここから城内へ遊歩道が整備されています。
城跡の地図
登城口の地図
【道案内】
【感想・メモ】

堀切
このお城は主要部のほとんどは整備されていて、とても見やすいです。出丸経由で東郭と中郭の間の堀切を通り、中郭へ。この一段高い所は南郭と表示がありますが、実質主郭でしょう。更に西へ進むと連続堀切があり、本郭へ。その西側にも二重堀切があり、その先は西郭となります。中郭と本郭の間にあった堀切を南へ下ると右手に横堀があり、更に南へ進むとこちらにも横堀があります。通路が続いているので進んでいくと南や東へ派生した尾根の堀切も見られます。この付近は未整備ですが木が伐採されている所もあったので、今後整備をするのかも?と期待しています。
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かのうじょう