小野城
根古谷森林公園が城跡で、遠方から道路に案内が出ています。森林公園の駐車場に看板があり、「いけづきの道」を登って要谷山城砦遺構展望台を目指すと良いです。管理棟の東上から右手へ入るとバーベキュー広場やキャンプ場で、この右端を進むと右手にトイレがあります。トイレを過ぎ、少し山へ登り始める所で右手へ進むと(杭に表示有)「いけづきの道」です。
別名 根古屋城、小野高吉城、要谷山城
所在地 栃木県佐野市(田沼町)飛駒町
遺構等 曲輪、竪堀、堀切、石垣
現状 要谷山(根古谷森林公園)
築城年 天正年間(1573-92)の初め
築城者 小野高吉
歴代城主 小野氏、小曾根氏
形式 山城(比190m、標401m)
駐車場から主郭まで約25分
訪城日 2010/10 感想

北端の堀切

【感想・メモ】
トイレから10分程登ると金比羅神社があり、古い石段や石垣に興味をそそられます。更に7〜8分も登ると一定の高さのラインに石垣が長く断続してあるのが見えます。かなり見応えがあるのですが、斜面を横移動するのがちょっと大変です。そこから2分程で主郭下の郭となり、竪堀があります。主郭にはベンチがあり西方のゴルフ場が見えます。主郭西下には石垣があり、大きな凹みもあって井戸跡と思われます。この北側に堀切があり、更に少し先にも堀切があります。また主郭の南西下の郭には大きな岩があるのですが、この下の斜面に先程の断続した石垣があることになります。また、麓の管理棟がある付近は館のようです。

【道案内】
城跡の地図
【歴史】
天正年間(1573-92)の初め、佐野氏に仕える小野氏が、足利長尾氏に備えるため築城したといわれる。天正12年(1584)、城主小野高吉と弟は長尾顕長の家臣小曾根筑前に謀殺され、小曾根氏が城主となったが、その後廃城となった。そこで、唐沢山城主佐野宗綱は足利長尾氏を討とうと天正13年正月、僅かの手勢を率いて須花坂を越えようとしたところ、鉄砲に当たり討死した。

(『日本城郭大系』新人物往来社発行 参照)
おのじょう
TOPページへ