佐津間城 |
城跡へは東側から入った方が良いでしょう。石段を上がり、住宅地を回り込んで、駐車場か民家の裏手から入ります。主郭部のみしか残っていないのですが、主郭には祠が祭ってあり、周囲に高さ2〜3m程の立派な土塁が巡っています。その外側には深さ5m程の空堀が巡り、見応えがあります。 |
別名 | |||
所在地 | 千葉県鎌ヶ谷市中佐津間1丁目 | ||
遺構等 | 曲輪、土塁、横堀 | ||
現状 | 山林、宅地 | ||
築城年 | |||
築城者 | |||
歴代城主 | |||
形式 | 平山城 | ||
訪城日 | 2010/1 | 感想 | ○ |
さつまじょう |
東武野田線「六実駅」から北北東へ約600m。県道8号「佐津間」信号から100m程北上して右前方の道へ入ります。200m程進んで民家脇を右へ入ると突き当たりに石段と説明板があり(右写真)、この台地上が城跡です。石段手前に車1台分程駐車可能です。 |
佐津間城は、手賀沼に注ぐ大津川左岸の標高約25mの台地上に立地し、規模は100m四方あり、北側と西側には土塁と堀が比較的良好な状態で残っている。南北朝時代頃(14世紀)まで佐津間村は今の取手市辺りを中心に支配していた相馬氏の領地だった。しかし、戦国時代後半には大谷口城(松戸市小金)の高城氏の支配下にあったと考えられ、その配下の豪族の砦として利用されたと思われる。尚、城跡北西側に隣接した地点から、文亀3年(1503)銘の題目板碑が出土し、付近には「北根郷屋」や「屋敷裏」など、城と関連する小字地名が残っている。(現地説明板参照) |