根木内城 |
寛正元年(1460)、九州千葉氏の祖・千葉胤貞から派生した高城氏が松戸市栗ヶ沢に定着し、寛正3年に高城下野守胤忠が根木内城を築いたといわれる。文明10年(1478)には、原胤房と太田道灌の境根原の合戦にて、翌文明11年には太田道灌の臼井城攻めにて高城氏は太田道灌の攻撃を受けたが、徐々に勢力を伸ばし、天文6年(1537)高城胤吉が大谷口に小金城を築き、本拠を小金城へ移した。以後、根木内城は街道の監視と小金城の東を守る役割を担った。天正18年(1590)豊臣秀吉の小田原攻めにより落城した。(現地説明板、『日本城郭大系』新人物往来社発行、『図説房総の城郭』千葉城郭研究会編 参照) |
別名 | |||
所在地 | 千葉県松戸市根木内 | ||
遺構等 | 曲輪、土塁、空堀、土橋、碑、説明板 | ||
現状 | 根木内歴史公園 | ||
築城年 | 寛正3年(1462) | ||
築城者 | 高城胤忠 | ||
歴代城主 | 高城氏 | ||
形式 | 平山城 | ||
訪城日 | 2008/11 | 感想 | ○ |
ねぎうちじょう |
「北小金駅」から東へ約700m。国道6号「根木内」信号から100m程北上した右手に公園入口がありますが、車の場合は「根木内」信号を東へと県道57号に入り100m程東進して57号は右折になりますが、ここを直進して県道261号に入ります。そのまま150m程東進すると左手に駐車場があります。 |
駐車場からだと湿地を通って城跡に入ることになります。城跡は右図のように国道6号で分断されており、道路西側は宅地開発などでほとんど破壊されています。道路東側の一部が根木内歴史公園として整備され、土塁や堀が残っています。特に空堀の規模が大きくて見応えあります。 |