中城
別名 猿尾(ましお)城
所在地 埼玉県小川町大塚字中城
遺構等 曲輪、土塁、横堀
現状 テニスコート、仙覚律師遺跡
築城年
築城者
歴代城主 猿尾太郎種直?、斎等六郎衛尉重範?
形式
訪城日 2009/1 感想
城跡の地図
【道案内】

【感想・メモ】
なかじょう
JR八高線・東武東上線「小川町駅」から南西へ約600m。小川町駅西南約200mの「小川町駅西」信号から国道254号で300m程北上して左折し、350m程西南へ進むと左手に「陣屋沼緑地」という公園があり、通り沿いに1〜2台分の駐車場があります。この奥が城跡です。

【歴史】
沼の奥へ進むと単郭の城跡で、東半分以上はテニスコートとなり、西側は仙覚律師遺跡となっています。この周囲を巡る土塁と横堀がとても素晴らしく、土塁には折れがあり、特に西南部は一段高い櫓台になっていて、お堂が建っています。土塁の外側を巡る横堀も見応えたっぷりです。仙覚律師は鎌倉時代の天台宗僧侶で、万葉学者のことです。仙覚律師はこの地に仮宿して「万葉集註釈」をまとめたといわれています。
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鎌倉時代には猿尾(ましお)太郎種直が、室町初期の建武年間(1324-36)には斎等六郎衛尉重範が居城したとの伝承があるが確証はない。現在残る遺構から戦国期の城郭と思われる。(『中世北武蔵の城』梅沢太久夫著、『埼玉の古城址』中田正光著、『日本城郭大系』新人物往来社発行 参照)