鉢形城 |
JR・秩父鉄道「寄居駅」から南へ約800m。寄居駅から県道30号で700m程南下して「荒川」を渡り、すぐの路地を右折します。この右手が主郭ですが、300m程西進して直進方向へ進むと左手に無料駐車場があり、周辺が公園整備されています。 |
別名 | |||
所在地 | 埼玉県寄居町鉢形 | ||
遺構等 | 曲輪、土塁、横堀、竪堀、石垣、碑、説明板 | ||
現状 | 鉢形城公園 | ||
築城年 | 文明8年(1476) | ||
築城者 | 長尾景春 | ||
歴代城主 | 長尾、畠山、上杉 | ||
形式 | 平山城 | ||
訪城日 | 2003/7/13 | 感想 | ◎ |
主郭には土塁が残っているものの、郭の真ん中に道路が通り、東側には施設が建っていてあまり見応えがありません。二郭・三郭は石垣や庭、石組排水溝等が復元整備されています。この付近や南側の諏訪神社にある横堀はかなり立派です。また、東方の深沢川を渡り、鉢形城歴史館方面へ行くと、外郭の土塁も見られますが、土塁上を道路にした部分があるのがちょっと残念です。 |
はちがたじょう |
文明8年(1476)、長尾景春が築城した。長尾景春は主家山内上杉顕定に背いたため、古河公方足利成氏の命を受けた太田道灌が鉢形城を攻め、鉢形城には上杉顕定が入った。その後、戦国時代には藤田康邦が城主となるが、小田原北条氏の勢力が拡大したため、北条氏康三男・氏邦を婿養子とした。永禄3年(1560)、氏邦は鉢形城を大修築した。天正18年(1590)豊臣秀吉の小田原征伐の際、鉢形城は5万人以上の軍勢に囲まれ、氏邦軍は開城し、鉢形城は廃城となった。 |