登城口の地図
城跡の地図
田上山砦

主郭北の郭を北側から見た所


【感想・メモ】
登山道はハイキング道として整備されており、15分程登ると「上宮跡」というお寺の跡があります。そこから3分程で堀が見えます。ここが城域の一番南端のようです。そこから5分程で主郭南の郭の横堀や城の標柱が見えます。全体に藪でしたが、郭には土塁が巡り、主郭の北側には説明板があります。主郭から西へ行くと土橋を通って東西に細長い郭があり、北側には土塁があります。更に西には堀切がありますが、藪がひどくて分かりにくかったです。主郭北の郭へも土橋を通りますが、土橋の東側の堀がかなり立派です。北の郭も土塁が巡り、この郭を北から見た虎口がとてもカッコいいです。ここから150m程北に鉤型の土塁がありますが、藪が深くて写真だとただの藪になっちゃいました。全体的に1つ1つの郭が広くて遺構がしっかり残り、1万5千もの兵が駐屯できた事や、本陣だったのがうなずけます。
【道案内】
たがみやまとりで
別名 木之本城、田神山城、田上山城
所在地 木之本町木之本
遺構等 曲輪、土塁、堀切、虎口、碑、説明板
現状 山林
築城年 天正11(1583)
築城者 羽柴秀長
歴代城主 羽柴秀長
形式 山城(陣城)(比190m)
登城口から主郭まで約25分
訪城日 2007/11/10
JR北陸本線「木ノ本駅」から北北東へ約1.1km。木ノ本駅南から国道303号で300m程東進し、木之本地蔵で突き当たったら左折します。150m程北上して少し細い道へと右折し、200m程東進すると左手に「意富布良(おほふら)神社」があります。この神社境内右手に「田上山登り口」石碑があり、ここから登ります。神社に駐車スペースがあります。
【歴史】
天正11年(1583)4月20、21日に木之本、余呉方面で展開された賤ヶ岳合戦に備え、1ヶ月前に羽柴秀吉軍が構築した陣城で、前線指揮を担当した秀吉の弟・秀長の軍勢1万5千人が陣取った事実上の本陣だった。
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