清水山城 |
森林スポーツ公園から登山道は整備されてますが、距離が長く主郭まで25分程かかります。15分程登ると屋敷跡があり土塁・空堀を楽しめます。更に登ると右手に堀切や曲輪の表示があり、畝状竪堀もありますが木立や藪で分かりにくいです。主郭下にも畝状竪堀があり、主郭には鉄塔が建ちますが眺めは良く、建物礎石もあります。主郭から南西尾根へ進むと、堀切、二郭、堀切、三郭、更に堀切が2本続きます。この郭と郭の堀切がかなり深くて鋭く見応えあります。また、主郭北方の北出曲輪の北へ回り込むとここでも畝状竪掘が見られ、藪が少なくとてもハッキリしていて見応えたっぷりです。その北には堀切があったりと、色んな遺構がしっかり見られて楽しめます。 |
「森林スポーツ公園」北側から要所にお城の案内があり、そこから徒歩で登れます(森林スポーツ公園駐車場利用)。また、主郭下まで車でも行けます。森林スポーツ公園から南方約600mの「安井川」信号から県道293号を800m程西進して右折し、(朽ちた案内有)、300m程北上して右折(案内有)、300m程北上して民家の先を左折し、すぐを右折します。急坂を上がりながら500m程北上した(鉄塔を2つ越える)突き当りを左折し、更に300m程上がると主郭下に駐車できます。 |
清水山城は、別名日高山城とも比叡谷城ともいわれ、嘉禎元年(1235)に高島郡田中郷地頭職佐々木高信が築いたと伝えられている。その後、高信の嫡流高島氏(一名越中家)が、高島七頭(高島・朽木・永田・平井・横山・田中・山崎)の総領としてこの城に拠って本郡を統治していた。天守閣や犬追物の馬場、土塁、井戸などが残されている。石地蔵や五輪塔が散在し、中世墓地が存在している。 (現地説明板参照) |
北出曲輪北の畝状竪堀
別名 | 日高山城、比叡谷山城 | ||
所在地 | 滋賀県高島市新旭町安井川 | ||
遺構等 | 曲輪、土塁、畝状竪掘、堀切、建物礎石、説明板 | ||
現状 | 山林 | ||
築城年 | 嘉禎元年(1235) | ||
築城者 | 佐々木高信 | ||
歴代城主 | 佐々木 | ||
形式 | 山城(比100m) | ||
訪城日 | 2010/9 | 感想 | ★ |
主郭建物礎石
二郭南の堀切
しみずやまじょう |