城跡の地図
上見城
別名 上見砦
所在地 南砺市(城端町)上見
遺構等 曲輪、土塁、堀切、井戸、説明板
現状 山林
築城年 天正年間(1573-92)
築城者 笹村太左衛門
歴代城主 笹村
形式 山城(比20m)
訪城日 2006/7/29
【道案内】


【感想・メモ】
うわみじょう
【歴史】
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県道292号「千福」信号から1km程南下すると道が左折になり、その後、U字型にカーブします。このU字に入る手前に、左に入る路地があるので、左折します。300m程進んで1本目の路地を右折し、左カーブを過ぎると、右手にお城の説明板があります。この右手の山が城跡です。説明板のある登り口の前に駐車スペースがたっぷりあります。
道路から説明板がある右手のスペースへと20m程真っ直ぐ進むと、登り口に白い標柱が立っています。ここから登ると、上まで道があります。比高20mなので、少し登ると城跡です。かなり広い郭が2つ並んでおり、入った郭は主郭のようで隅に井戸があります。この主郭にも土塁があるのですが、隣の郭の方が良く残っていて、しっかり巡っています。虎口も分かりやすく、この2つの郭だけでも見応えがあります。この郭から向こう側を見ると藪だらけですが郭だと分かります。この間に堀切もあります。後は藪だらけだったので見るのはやめました。
故墟孝(史書)に「山田郷上見村領にて五ヶ山西北に在り。南北四十間、東西十七間、西・北・東三方は深谷、南は山に接す。今は畑となり遺るものなし。村人曰く天正中篠村太左エ門拠ると」。また宝暦14年の「古城跡等調書」にも「越之下草」にもこれと同意のことが記されている。現在、城砦の址らしき地形と古井戸が遺っている。尚、古文書には興国2年6月14日(1340)南朝綸旨写しとして次のように書かれている。「越中国上津見保為勲功賞可被知行者也 天気如此悉之以状  石中 将判 滝口蔵人館」(現地説明板より)
上見城の築城年代などは不明である。天正年間(1573-92)に笹村太左衛門が居城したとのみ伝えられる。