広島県のお城 さくらおじょう
桜尾城
別名
所在地 広島県廿日市市桜尾本町11-1
遺構等 碑、説明板
現状 桂公園
築城年 鎌倉時代
築城者 佐伯氏
歴代城主 佐伯、桂、穂田、毛利
形式 丘城(比29m)
登城時間
訪城日 2012/5/1 感想
【道案内】 城跡の地図
JR山陽本線「廿日市駅」、広島電鉄宮島線「広電廿日市駅」から東へ約600m。廿日市高校から国道2号を挟んだ西側の道を上ると「桂公園」があり、ここが城跡です。公園内に無料駐車場が完備されています。
【感想・メモ】
公園は丘陵上にあり、上まで車で上がれます。ただし、公園に遺構はなく、宮島も建物にさえぎられ良く分からず。厳島合戦の舞台でもあっただけにちょっと残念。公園入口に説明板があります。
【歴史】
この地は、鎌倉より厳島社家である藤原氏の拠る所で、厳島神社神主である佐伯氏の本拠だった。城は海に面し、東に岩戸尾、西に藤掛尾など七尾の諸城を従えた要害の地だった。戦国時代には、東に武田、西に大内の狭間となり、天文10年(1541)に藤原興藤が戦いに敗れ、城に火をかけられ、300年続いた神主家は滅んだ。その後、大内、陶、毛利と相次いで城番が置かれた。厳島合戦の前年である天文23年には、毛利元就が桜尾城を占拠して、重臣桂元澄が守り、厳島合戦の毛利氏の拠点となった。元澄死後、元就の四男穂田元清が城主となったが、関ヶ原合戦後、毛利氏の移封とともに廃城となった。
参考資料
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』広島県教育委員会発行
『日本城郭大系』新人物往来社発行
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