城跡の地図
和田城
別名 嵯峨城
所在地 豊橋市石巻本町嵯峨
遺構等 曲輪、土塁、空堀
現状 春興院
築城年 永禄・元亀年間(1558-72)
築城者 和田民部
歴代城主 和田、渡辺、図書助浄、山城寺茂
形式 平山城(比15m)
訪城日 2003/3/12
【道案内】


【感想・メモ】
わだじょう
【歴史】
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和田城縄張図  原図:高田徹氏
愛知県中世城館跡調査報告書V(東三河地区)より
石巻本町の中心、国道362号「和田辻」信号の1つ西の信号(ここも和田辻)を北へ向かうと「春興院」という寺があります。その春興院のすぐ東の林が城跡で、北を流れる馬越川の河岸段丘に構えられています。お寺を正面にして手前に駐車場、左に貯水池、右に個人住宅が2.3軒あります。その個人住宅の裏手の雑木林を50mほど入ると幅3m、深さも3mほどの空堀があります。空堀の向こうは主郭のようです、竹藪で見通せません。また、お寺の裏手にも浅いが空堀が続き、今は雑木林の平坦地が広がります。城跡内は竹が茂り、とても奥まで入れないですが、一部、浅い堀跡と低い土塁跡が残っています。
竹林を入っていくと、結構広い曲輪があります。ここは屋敷跡だったのかなぁ・・・って雰囲気の所です。更に奥へ行くと、幅3m、深さ3m程の空堀があります。結構、見応えありっす!空堀の向こうは主郭で、ここの曲輪も広いです。夏場に来た時は、空堀から先がすごい藪で、主郭へ入ることができませんでした。が、春だと主郭まで簡単に行けました。主郭は、土塁もしっかと巡っています。ここも思った以上に、きちんと遺構が残っていて、しかも、ラクラク見られて、すんばらしい!
和田民部が築城したといわれる。その後、渡辺久左衛門が居城した。渡辺氏は今川氏に属した後、松平氏に属した。春興院は渡辺氏の菩提寺となっている。