山形県のお城 おぐにじょう
小国城
別名 本城館、岩部館
所在地 山形県最上町本城
遺構等 曲輪、土塁、堀切、説明板
現状 山林
築城年 不詳
築城者 細川氏
歴代城主 細川直元、小国光基
形式 山城(比90m、標304m)
登城時間 登城口から主郭まで約12分
主郭背後の堀切 訪城日 2014/4/26 感想
【道案内】 城跡の地図
登城口
R陸羽東線「最上駅」東方約700mの山が城。最上駅北口の1本北側の通りを600m程南東へ進んだ突き当り「十日町公民館」の東側が登城口で、公民館に説明板があります。公民館駐車場を利用しました。
【感想・メモ】
公民館東のお稲荷様から登り、山の神様経由で主郭に至ります。西側が主郭で、堀切を隔てて郭が連なり、その先にも堀切を隔てて郭があります。
【歴史】
もともとは細川氏が「岩部館」を築きこの地を治めたといわれる。天正8年(1580)、最上義光が天童頼澄を滅ぼし、細川摂津守直元のいるこの地にも進攻し細川氏は滅亡。この時の戦功により、最上勢の蔵増安房守がこの地を賜り、嫡子が改名して小国日向守光基と称して小国城を改修した。元和8年(1622)、最上氏改易により小国城は仙台伊達藩に接収され、小国日向守は佐賀鍋島藩に預けられた。その後、小国郷は新庄戸沢藩の領地となった。
遠景
参考資料】
『山形県中世城館遺跡調査報告書 第3集(庄内・最上地域)』山形県教育委員会発行
『日本城郭大系』新人物往来社発行
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