雲林院城 |
墓地から尾根に取り付け、すぐに地蔵が数体まつられた前を通ります。尾根上に段郭が連なり、かなり広い郭や急な切岸が見られ、山頂手前に堀切があります。山頂に主郭があり看板がありました。藪を掻き分けて西方下の鉄塔がある郭へ下り、南へ進むと堀切があります。この先は酷い藪で撤退。ちなみに鉄塔への道は、山の北西側、県道42号が右へ折れて橋を渡る所を直進方向の道へ入ってすぐ左に電力会社の番号札があり、ここから登れます。また、林光寺駐車場の前の畑は屋敷跡のようです。2004年に訪れた時はあまりに酷い藪で主郭に入れなかったのですが、今回は主郭がかなり綺麗になり、主郭までは普通に歩けてよかったです。 |
主郭南方下の堀切 |
県道669号から西へと県道42号に入り、600m程西進すると左手奥に「林光寺」という立派なお寺があります(道路沿いではなく路地2本南側)。この寺の背後が城跡で、墓地の奥が登城口です。 |
元徳3(元弘元、1331)、長野工藤氏の一族・雲林院祐尊が築城した。以後11代続いたが、天正8年(1580)、津城に居た織田信包が領地を奪おうと老臣の野呂民部少輔を謀殺した。その後、雲林院祐基父子は追い出され廃城となった。 |
登り始めにある地蔵 |
別名 | |
所在地 | 三重県津市芸濃町雲林院城山 |
遺構等 | 曲輪、土塁、堀切、説明板 |
現状 | 山林(林光寺背後) |
築城年 | 元徳3(元弘元、1331) |
築城者 | 雲林院祐尊 |
歴代城主 | 雲林院 |
形式 | 山城(比70m) 登城口から主郭まで約10分 |
訪城日 | 2013/11 |
うじいじょう |
主郭 |
屋敷跡 |