三重県のお城
くわなじょう
桑名城
別名 扇城
所在地 桑名市吉之丸
遺構等 曲輪跡、本丸、三の丸石垣、堀
現状 九華公園
築城年 慶長6(1601)
築城者 本多忠勝
歴代城主 本多、松平、久松
形式 水城
訪城日 2007/7/14 感想
【道案内】 城跡の地図
JR・近鉄「桑名駅」から東へ約1km。県道504号「桑名港」信号を北へと県道613号に入り、600m程北上した信号を右折して300m程東進した右手(南)に「九華公園」があります。この付近一帯が城跡です。先程の道路左手に、広い有料駐車場があります。

【感想・メモ】
水堀があってのどかな公園になっていますが、辰巳櫓や神戸櫓があったり、少し西へ歩くと三之丸堀に沢山石垣が残っています。三の丸(駐車場より北)の方へ行ったら櫓が出来ていました。公園と有料駐車場の間の通り沿いに「本田平八郎忠勝」のカッコいい像もあります。また、有料駐車場の前には(公園の北隣)「柿安」があり、お肉がお手軽に買えます。またこの中に食べられるお店があり、地元ならではの蛤ラーメンなどもあってオススメです!「柿安」には無料駐車場が完備されています。

【歴史】
慶長6年(1601)、家康の命を受けた徳川四天王の一人・本多忠勝が築城した。同時に城下町の整備も行い、大山田川・町屋川の流れを変え外堀として利用し、揖斐川を利用して城内から船で川に出ることができた。天守は四重六層の勇壮なものだったが、元禄14年(1701)の大火で焼失し、以後再建されなかった。幕末戊辰戦争の際(1868)、桑名藩は旧幕府方につき、藩主松平定敬は東北地方を転戦し、最後は五稜郭で降伏した。その間に国元は新政府軍に降伏し、無血開城して市内は兵火を免れた。新政府軍は天守閣の役目を果たしていた三重の辰巳櫓を焼き払って桑名城落城のしるしとした。その後桑名城の石垣は取り払われ、四日市築港の資材とされた。
二層の櫓 辰巳櫓 石垣 桑名城絵図
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