安濃城

土塁
【道案内】
城跡の地図
「阿由太神社」一帯が城で軽自動車なら神社まで車で行けます(南麓の松原寺の東方から道有)。徒歩での登城口は南麓の神社鳥居からです。

【感想・メモ】
神社の鳥居をくぐって階段を上ります。神社境内が本丸で周囲に土塁と空堀が巡っています。この東南側に赤い鳥居がありますが、この鳥居より少し北側が虎口だったようで雰囲気が残っています。ここだけでも満喫できますが、もっとスゴイ見所があります。先程の赤い鳥居から続いている道を、お城の遺構を眺めて楽しみながら歩いていきます。少し行くと、左手に削平地が広がっているのが見えます。いくつか曲輪があり、かなり広く屋敷跡って感じです。そこを通り過ぎると今度は左だけでなく右手にも削平地が見え、その向こう側に切岸が見えてきます。曲輪内を縦断し更に東南へ行くと左手はすごい藪の中の曲輪、右手は木立の中ながら高い土塁が見える曲輪があります。これは、なかなか壮観で気分がいいです。しかも、この曲輪はすぐ東にもう1つ曲輪があり、こっちの曲輪の土塁がまた一段と高くて見応えたっぷりです。もう感激!しかもこっちの曲輪は虎口だったと思われる部分もありました。すっかり堪能しまくりました。超オススメです!

【歴史】
弘治年間(1555-58)、長野氏の一族である細野藤光が美里村の藤野城からこの地に移り築城した。後に子・藤敦が継いだ。永禄11年(1568)、信長が攻めるも落とせなかった。天正8年(1580)、織田信包に攻められ滅んだ。
登城口(阿由田神社) 空堀
別名
所在地 三重県津市安濃町安濃字城山
遺構等 曲輪、土塁、空堀、櫓台、説明板
現状 阿由太神社周辺
築城年 弘治年間(1555-58)
築城者 細野藤光
歴代城主 細野
形式 平山城
訪城日 2006/7/2
あのうじょう