唐船城
ごく普通の神社ですが、ここが城跡です。鳥居をくぐって左手にお城の説明板があり、その右手の石段を登っていくと一番上が本丸です。最初、これだけ?と不思議に思い、本丸の上の山まで登ってみちゃいましたが、そちら側は唐船城公園で何もないです。名前からしてこの公園に行ってしまいそうですが、気をつけてください。この本丸からやや下った二の丸付近から神社の本殿側へ入り込んで行くと、崩れそうな石垣や崩れた石がゴロゴロしています。
【歴史】
中世の松浦地方は、松浦党と呼ばれた小豪族が割拠しており、彼らは都から下向した源久という貴種を共通の始祖として仰いでいた。久の曾孫・有田栄は現在の伊万里市二里町大里から有田町に及ぶ有田郷を相続し、建保6年(1218)、天然の要害である唐船山に築城した。栄の四代後に嫡男がなく、今福の松浦宗家が唐船城主を兼ねるようになった。天正5年(1577)、肥前の平定を目指す龍造寺に攻められるが、和睦して家臣となり、龍造寺氏が唐船城主となった。龍造寺・鍋島両氏の政権交代により、天正18年(1590)廃城となった。
城跡の地図
【道案内】
松浦鉄道「山谷駅」から南東へ約500m。山谷駅南から県道344号で南東へ300m程進んで有田川を渡ります。少し進むと右手に山田神社があるので右折します。この神社が城跡です。神社に駐車可能です。
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【感想・メモ】
別名
所在地 佐賀県有田町(西有田町)大木・山谷
遺構等 曲輪、石垣、説明板
現状 山田神社
築城年 建保6(1218)
築城者 源栄
歴代城主
形式 平山城(比40m)
訪城日 2007/11/24

とうせんじょう