御前原城
【歴史】
公園の入口に城址碑があり、その先の左右に空堀が見られます。本丸は広く、周囲に土塁が巡っています。本丸の中に土塁で区画されている部分があり、そこに麻疹地蔵と呼ばれる仏堂が建っています。このお堂の周りは庭園跡のような雰囲気になっています。西側の虎口が大手だったようです。
正和4年(1315)、塩谷頼安が築城したといわれる。塩谷氏は宇都宮業綱の子・五郎兵衛尉朝業に始まる。駿河守教綱の時、本家宇都宮氏を支族の武茂持綱が継いだ事に不満で、宇都宮氏と争って敗れ、滅亡した。その後、宇都宮正綱の末子・伯耆守孝綱が塩谷家を再興したが、天正18年(1590)長子義孝が関東に入部した豊臣秀吉に背いて追われたため、奥州に逃れた。その際、城は廃城となった。
【感想・メモ】
国道4号「早川町」信号を西へ300m程入っていくと、左手(南)に公園があります。ここが城跡で、狭い切れ目から公園内へ入ると、公園内に駐車できます。周囲はシャープの工場になっています。
城跡の地図
【道案内】

ごぜんはらじょう
別名 中村城
所在地 栃木県矢板市早川町
遺構等 曲輪、土塁、空堀、碑、説明板
現状 御前原公園
築城年 正和4(1315)
築城者 塩谷頼安
歴代城主 塩谷
形式 平城
訪城日 2007/5/12 感想
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