城跡の地図
今井環濠
別名 今井寺内
所在地 橿原市今井町
遺構等 環濠
現状 寺内町
築城年 戦国末期
築城者 今井兵部
歴代城主 今井
形式 環濠集落
訪城日 1997/7/5
【道案内】


【感想・メモ】
いまいかんごう
【歴史】
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JR桜井線「畝傍駅」から西へ約700m、近鉄「八木西口駅」から南西へ約300m。国道24号を御所方面から東進した場合、「五井」信号を過ぎて更に1km程東進した「四条町西」信号を左折します。そこから300m程北上した左手に「今井まちなみ交流センター」があります。この北側から北西にかけてが今井寺内町です。交流センターに無料駐車場が20台分あります。
まずは、今井まちなみ交流センターで寺内町について勉強していくといいでしょう。ここは古い町並みが広い範囲で残り、かなり感動モノです。でも、現在のこの規模は、当時の3分の1程度だそうです。しかも環濠も残っています。西南端にある春日神社付近には土塁らしきものもありました。ゆっくり歩いて、タイムスリップした気分を存分に味わいましょう。
至徳3年(1386)には、大和領主として力を誇っていた興福寺の荘園の一つとして今井荘があった。応永9年(1402)には荘官に今井氏がおり、本願寺の一家衆であった今井兵部が戦国末期に春日神社を中心とした環濠集落を形成した。環濠集落とは、周囲に濠を巡らせた村落のことで、中世末からの戦乱に備えて防御の目的で掘られたとする説や、それ以前から灌漑・排水施設として既にあったとする説などがあるが、いずれにしても当時の農村にとっては重要な施設であった。天正3年(1575)本願寺が織田信長に下ると、今井も赦され、以後、幕末まで繁栄した。