京都府のお城
あらしやまじょう
嵐山城
別名 嵯峨城
所在地 京都府京都市西京区嵐山元禄山町
遺構等 曲輪、堀切、畝状竪堀、土塁、石積
現状 山林
築城年 明応6年(1497)頃
築城者 香西元長
歴代城主 香西氏、細川氏
形式 山城(比330m、標382m)
登城時間 50分
石積み
訪城日 2012/3 感想
【道案内】 登城口の地図 城跡の地図
嵐山山頂部が城跡です。阪急嵐山線「嵐山駅」から120m程西進した突き当たりを左折し、50m程南下した右手の京都一周トレイル「西山26」が登城口です。一旦南へ登り、尾根に出たら尾根上を北西へ進むルートとなり、松尾山経由となるため最初は松尾山の案内に従います。「西山29」は直進、「西山32」は右、「西山33」は右へ進み、33から12分程歩くと前方に山のピークが見えたので、ハイキングコースは左ですがここを直進したら城域です(城への分岐写真)。「鳥獣保護区」の白い標柱と、入口の木に小さな「嵐山→」のプレートが目印です。ハイキングコースは城の南山裾を通っているので、通り過ぎないように気を付けて下さい。
【感想・メモ】
最初に南郭に入ります。ここからの眺望が素晴らしく、京都市街が一望できます。この北に堀切を隔てて南北に長い郭があり、南側に石積みが見られます(上写真)。この北が主郭ですがさほど見るべきものはなく、この北下の郭の北斜面に竪堀が3条ありました。南郭の南斜面には畝状竪堀があるようですが、藪のせいでよく分かりませんでした。城内は全体に藪が多く、遺構も分かりにくいです。
【歴史】
明応6年(1497)頃、山城国下五郡の守護代である香西元長が築城したと考えられる。永正4年、元長は没落し廃城となったが、その後、天文8年(1539)、天文10年、天文15年に細川晴元が在城したとの記録があることから、細川氏がしばしば城を使用したと思われる。
参考資料
『日本城郭大系』新人物往来社発行
登城口 城への分岐
(遊歩道は左だがここを直進)
南郭 南郭からの景色
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