中山砦

展望台手前の堀切

登城口

別名
所在地 山梨県北杜市白州町横手
遺構等 曲輪、土塁、堀切、竪堀、横堀、碑、説明板
現状 山林
築城年
築城者
歴代城主 武川衆
形式 山城(比170m)
登城口から主郭まで約25分
訪城日 2009/3 感想
北を尾白川、南を大武川に挟まれた独立峰の中山山頂(標高887m)を中心に築かれた狼煙台機能を有した中世の山城である。この砦は、釜無川流域(武川筋)を根拠地として、中世を通して活躍した地域的武士団である武川衆が護り、甲斐国の北の要として極めて重要な役割を担っていた。天正10年(1582)、織田信長のために武田氏が滅亡したが、本能寺の変で信長が死去すると武田氏の遺領を巡り徳川氏と北条氏が争った(天正壬午の乱)。「甲斐国誌」によれば、その際、武川衆諸士は徳川家に帰属して中山砦を警固し、北条方を相手に活躍したという。(現地説明板参照)
【歴史】
登城口から20分程登ると小さな堀切があり、その先のピークに展望台があります。そこから一旦少し下り、再度登ると堀切があり、その先が主郭となります。主郭には標柱や説明板があり、しっかりと土塁が巡っています。その南側の郭にも土塁が巡り、虎口もハッキリしていて見応えがあります。この南側の郭の下に横堀があり、更に南方に堀切があります。主郭の説明板に向かって左手から下るとこちらには竪堀があり、更に北側には堀切があります。全体に遺構がしっかりしていて見応えがあります。
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【感想・メモ】
城跡の地図
JR「日野春駅」から南西へ約1.2kmに位置する国道20号「牧原」信号を西へと県道612号に入ります。4km程西進して「大武川」を渡り、更に1km程進んで右折し林道(舗装されている)へ入ります。1.2km程北上すると「中山峠」となり、下写真の案内板がありますが、ここが登城口です。登城口の小スペースに駐車しました。登城道があるので迷わないです。
登城口の地図

主郭

【道案内】

なかやまとりで