岩殿山城 |
別名 | 岩殿城 | ||
所在地 | 山梨県大月市賑岡町岩殿 | ||
遺構等 | 曲輪、土塁、堀切、井戸、説明板 | ||
現状 | 山林 | ||
築城年 | |||
築城者 | |||
歴代城主 | 武田、小山田、徳川 | ||
形式 | 山城(比250m) 登城口から主郭まで約35分 |
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訪城日 | 2009/3 | 感想 | ◎ |
築城時期、築城者は不明である。岩殿山は、9世紀末に天台宗の岩殿山円通寺として開創され、10世紀初めには門前町を形成し、13世紀に入ると修験道のセンターとして栄えた。戦国期には武田、小山田両氏の支配を受け城郭化され、武蔵、相模を備える戦略上の拠点とされた。天正10年(1582)武田、小山田両氏が滅亡すると徳川氏が入ったが、徳川体制が確立された17世紀初めに廃城となった。(現地説明板より) |
いわどのやまじょう |
JR・富士急行「大月駅」から北東へ約1km。国道20号「高月橋入口」信号を北へと国道139号に入り、300m程北上して桂川を渡ります。渡りきってすぐを左折すると約12台分の岩殿山登山者用の駐車場があります。駐車場から120m程国道139号を東へ歩くと左手に登城口があります。登山道はハイキングコースになっています。 |
登城口から7分程登ると中腹にある丸山公園に着き、模擬天守形の資料館が建っています。ここから巨大な自然石を利用して造られた揚城戸や番所跡を見ながら20分程で三の丸に到着します。途中、稚児落し方面へ行くと大手門が見られるようですが、パスしました。三の丸から馬場、用水池と呼ばれる飲用と水浴用の2つ並んだ井戸を見て、更に登ると二の丸となる倉屋敷があり、その上が本丸です。三の丸から本丸までは7〜8分で、本丸には狼煙台がありますが、アンテナがかなり場所をとっていて雰囲気がイマイチです。この背後に堀切があります。全体に整備されていて見やすく、眺望も良くて気持ちよいお城です。大きな一枚岩にも圧倒されます。 |
揚城戸
井戸
狼煙台
本丸背後の掘切
模擬天守と鏡岩