高梨氏館 |
別名 | 中野小館、中野御館、中野城 |
所在地 | 中野市小館1069-1 |
遺構等 | 曲輪、土塁、空堀、碑、説明板 |
現状 | 高梨小館城跡公園 |
築城年 | 16世紀初頭 |
築城者 | 高梨氏 |
歴代城主 | 高梨 |
形式 | 館 |
訪城日 | 2006/9/16 |
たかなししやかた |
長野電鉄「信州中野駅」から東へ約1km。信州中野駅から300m程北東へ進んで右折し、県道357号に入ります。1km程南東へ進んだ左手が「高梨小館城跡公園」で、公園に無料駐車場が完備されています。 |
館跡は公園として整備されていて、土塁、空堀が良く見られ、門などが復元されています。礎石や井戸跡もあり、とても見やすく、分かりやすいので見ていて楽しいです。公園化というと手が入りすぎてイマイチといった感じになる所も多いのですが、ここは、すごく楽しめて気に入りました。オススメです! |
高梨氏城館跡は、居住の場としての小舘館跡と軍事・防衛の場としての鴨ヶ嶽城跡から構成される。館跡は東西130m、南北100mあり、原形をよくとどめた土塁と空堀が四方を囲んでいる。土塁内には庭園跡、建物跡、門の跡が確認され、良好に保存されている。山城は館跡の東方、鴨ヶ嶽の山頂部(比高約300m)を削平して構築されており、南北約500mにわたる。本郭を中心に南北にいくつかの郭を設け、大小の堀切を備えている。この二つの城館跡と先の領主中野氏との関係は明らかでないが、城の主体は戦国時代の初め(16世紀初頭)に高梨氏によって構築されたものと考えられる。北信濃の雄族である高梨氏の拠点にふさわしいもので、戦国時代の様子をうかがい知ることのできる貴重な史跡である。 |