祢津下の城
登城道は整備され、階段を6〜7分登ると城域に入ります。車である程度上まで来られるので、登城口から城域まで比高50m程度です。この城域に入った付近には石積みがあるようですが、草に覆われてよく分かりませんでした。そこから曲輪を見ながら北へ5分程登ると主郭です。主郭には土塁が巡っており、眺望がとてもよいです。主郭背後には堀切があり、階段とロープで下りやすくなっています。その先に二郭・三郭があり、更に北には堀切・四郭・池とあり、東西に堀が走っていて、この付近がかなり見応えがあり、東側の堀沿いにある竪土塁も楽しめます。全体に遺構がしっかり残っていて、堀が張り巡らされているのを堪能できる上に、眺望も素晴らしいのでオススメです。
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【感想・メモ】

主郭背後の堀切


城跡の地図
登城口の地図
【道案内】
【歴史】
県道4号「西宮」信号(東部湯の丸SAの北)を南東へ入り、400m程進んで左折します。道が細くなりますが、400m程道なりに進んで道が二手に分かれる所を左手へ行きます。そのまま200m程上がっていくと、正面に「祢津城山」の看板があり、そこが登城口です。登城口の左手に駐車場があります。
祢津氏が居城したと思われる。祢津氏は、保元の乱(1156年)に源義朝に従う信濃武士として祢津神平があり、以後繁栄した。天文10年(1541)、諏訪頼重、武田信玄、村上義清らに攻められ、以後武田信玄に仕えたが、天正10年(1582)武田氏滅亡後は北条氏麾下として、徳川氏に属した真田氏と祢津昌綱が戦った。しかし、翌天正11年、真田氏幕下となった。

主郭

別名
所在地 東御市(東部町)祢津
遺構等 曲輪、堀切、竪堀、土塁、石塁、説明板
現状 山林
築城年
築城者 祢津氏
歴代城主 祢津
形式 山城(比130m)
訪城日 2007/5/26
ねつしたのしろ