三日市場城
神明社まで上がるとポンプ室という白い建物があり、この背後が登城口です。尾根筋を登ると城域の南西に取り付き竪堀が見えますが、まずは主郭へと上を目指します。郭内に祠があり北側に土塁がある西郭が主郭と思われ、堀切を隔てた東郭の先(東)には更に2本堀切があり、北側には横堀が2本あって厳重です。この横堀の下段からは竪堀が何本か落ち、堀切が屈曲して横堀に通じていたりと見応えがあり、小さいながらも良くまとまったお城です。

登城口
【感想・メモ】

別名 沢登城、宮原城、大宮城
所在地 長野県白馬村神城字三日市場
遺構等 曲輪、土塁、横堀、竪堀、堀切
現状 山林
築城年
築城者 沢登氏
歴代城主 沢登
形式 山城(比125m) 標高878m
駐車場所から主郭まで約15分
訪城日 2009/10 感想

東西の郭を隔てる堀切
城跡の地図
【道案内】

みっかいちばじょう
JR大糸線「神城駅」から東南へ約2km、「南神城駅」から東北東へ約2km。神城駅から国道148号を500m程南下して左手に「道の駅白馬」を過ぎ、更に700m程南下して左折します。800m程東進して「三日市場」信号を過ぎ、300m先の次の路地を右折し、300m程南下して左折した少し先の右手「神明社」が登城口で神社前に駐車スペースがあります。
仁科氏の重臣・沢渡氏が居城した。大文字一揆の中に沢渡五郎の名が所見で、生島足島神社の起請文に沢渡兵部助盛則の名が出てくる。千国氏と共に姫川筋で活躍し、仁科氏滅亡後は小笠原貞慶に属し、下総へ従った。伝承によると天正年間(1573-92)武田氏により城館は破壊されたが、その後も使われたと思われる。(『図解 山城探訪 第6集』参照)
【歴史】
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