長野県のお城
ひらおじょう
平尾城
別名
所在地 長野県佐久市平尾
遺構等 曲輪、土塁、竪堀、堀切、石垣
現状 山林
築城年 永正年間(1504-21)
築城者 平尾信守
歴代城主 平尾氏
形式 山城(比208m・ゲートから比55m、標952m)
登城時間 ゲートから城域まで約7分
主郭
訪城日 2013/3 感想
【道案内】 登城口の地図 城跡の地図
上信越自動車道「佐久平PA」の北側にある平尾山公園のすぐ北の山が城跡です。平尾山公園の外周を通っている道路から北側の分岐で山側へ進むと200m先でゲートがあります(下写真)。ゲート手前に駐車し、ここからゲートの先の林道を5〜6分歩いて、右カーブの左手、電柱手前が登城口です。
【感想・メモ】
ここからだと東尾根に取り付き、林道から山へ入ってすぐに堀切があります。更に尾根を西へ進むと堀切や郭があり、一番西の最高所が主郭で土塁がしっかりしています。主郭の北側虎口から下ると段郭が続く西尾根でかなり下方に堀切が二条あります。所々に石積みも見られますが、主郭東側の二郭と三郭の間の堀切から南へ下った付近にも石積みがあり、ここから南西尾根へ下ると堀切と郭が続きます。両尾根とも岩が多いです。全体に遺構の確認がしやすく楽しめるお城です。
【歴史】
宝徳・享徳年間(1449-1455)頃、依田修理亮為泰が平尾に移り平尾氏を称した。以後、天正18年(1590)に五代平尾守芳が平尾を去るまで平尾氏は約140年間白岩城に居住した。所領は平尾、岩村、安原、志賀、小田井などへも勢力を伸ばし、一時3000石を領したという。佐久地方では大井対伴野、大井対村上の対立が激化したことにより、永正年間(1504-21)、三代信守が平尾城を築いたといわれる。
参考資料
『図解 山城探訪』宮坂武男著
『長野県の中世城館跡分布調査報告書』長野県教育委員会発行

南西尾根の岩堀切 遠景 ゲート 登城口
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