船山城　ちえぞー!城行こまい

別名
所在地	長野県松川町上片桐
遺構等	曲輪、空堀、碑、説明板
現状	畑、山林、御射山神社
築城年	平安末期
築城者	片桐氏
歴代城主	片桐
形式	平山城
訪城日	2011/7	感想	○

城址碑がある辺りは三郭の入口付近らしく、ここから東へ二郭、主郭と続き、道路沿いに標柱が立っていますが畑で良く分かりません。その先は藪ですが、更に東へ進むと出丸があり神社が鎮座しています。その先に堀切、郭、堀切とあり、先端の船山稲荷が祀られている所は主郭のような雰囲気で、礎石があります。築城当初の古い時代はここが主郭だったのでしょうか？また、神社の西側にある池は堀跡の名残のようで、南側も堀跡の雰囲気が分かります。

ＪＲ飯田線「上片桐駅」から東南東へ約１ｋｍ。上片桐駅から８００ｍ程東進して「瑞応寺」を過ぎ、更に２００ｍ程東進した「御射山神社」付近から東にかけてが城跡です。神社正面に城址碑があり、神社前に駐車スペースがあります。

平安末期から室町末期までの４００余年もの間、伊那の春近領片切郷で勢力を誇った片桐氏が築城した。天文２３年（1554）、片桐氏は武田信玄の伊那侵攻に対し松尾城主・小笠原信定に従い武田勢を迎え撃った。しかし、知久頼元の神之峰城が落城したため片桐氏は武田氏に降った。天正１０年（1582）、織田信長の伊那侵攻で武田氏が滅亡したのと共に片桐氏も滅亡した。