棚木城 |
本丸
米流し坂
別名 | 遠島山の城 |
所在地 | 能登町(能都町)宇出津 |
遺構等 | 曲輪、石垣、竪堀、空堀、説明板 |
現状 | 遠島山公園 |
築城年 | 室町末期 |
築城者 | 棚木左近 |
歴代城主 | 棚木、長 |
形式 | 平山城(比26m) |
訪城日 | 2007/7/28 |
たなぎじょう |
県道35号「公園下」バス停付近から南へ入り、600m程南下すると「遠島山公園」があります。この公園内に城跡はあります。公園に無料駐車場が完備されています。 |
応仁の乱の頃、室町幕府の官僚・畠山義統の二男・棚木左近が築城したといわれる。棚木城は海防に当たっており、近くの入江に警備船を繋留し、敵からの攻撃に備えた。城跡は東西約1000m、南北約750mもの規模を誇るが、天正5年、上杉勢に攻められ落城した。天正10年、棚木氏の末裔である越後の黒滝長与市景連が前田方の隙を突いて海を渡り、棚木城に籠もった。魚津城の攻略最中であった織田諸将は長連龍を向かわせ長与一を討ち取った。この戦いを棚木城合戦と呼び、奥能登戦乱の最後を飾った。 |
舟隠し
井戸?
城跡は遠島山公園にあり、公園の案内図を見て本丸方面へ行きました。すぐに「米流し坂」と呼ばれる竪堀があり、かなり見応えがあります。天正5年(1577)上杉勢に水攻めされた際、まだ水があるように見せかけるため、米を流して滝に見せかけたという逸話から「米流し坂」と名づけられたようです。更に南には本丸がありますが、藪でした。「舟隠し」と呼ばれる入江へ下りて行く途中、井戸のようなものがありました。全体に遺構はそれ程ハッキリせず、ただの公園といった雰囲気です。 |