山口県のお城 あらたきやまじょう
荒滝山城
別名 荒滝城
所在地 山口県宇部市東吉部
遺構等 曲輪、土塁、堀切、畝状竪堀、石垣、説明板
現状 山林
築城年 不詳
築城者 内藤氏
歴代城主 内藤氏
形式 山城(比390m(Pから270m)、標459m)
登城時間 駐車場から主郭まで約35分
西郭北の畝状竪堀
訪城日 2013/5/2 感想
【道案内】 城跡の地図 登城口の地図
中国自動車道「美祢東JCT」から南西へ約3kmの荒滝山が城。山の東を走る県道30号を南下し「小松小野」バス停付近で右折し県道231号に入ります。犬ヶ迫方面へ2.5km程進んで右折し(案内有)、400m程北上した右手に登山者用駐車場があります。山の南西となるここが登城口です。
【感想・メモ】
登城口から民家が見えますが、この向かって右手から山へ入ります。山へ入ると案内があり、遊歩道も整備され、城内にも要所に説明板があって安心です。主郭の一段南下の岩場からの眺望が素晴らしく、南虎口と付近の石垣が明瞭です。この南東下に堀切があり、堀切の北側から主郭北側一帯(藪ですが)にかけて畝状竪堀があります。竪堀の下に遊歩道が続き、東へ進むと出丸へ。出丸(千畳敷)は石積みが見られ、西端に堀切があります。北側の畝状竪堀は酷い藪で西端しか確認できませんでした。主郭西には連続堀切があり、その先は土塁がしっかり取り巻いた西郭です。切岸には石積みが見られ、北側には放射状に畝状竪堀があり、コブが大きくて見応えがあります。
【歴史】
大内氏重臣で長門国の守護代だった内藤隆春(1528-1600)の居城と伝えられる。平時は山麓の今小野の館で生活し、戦時にはこの山城に立て籠もったと考えられる。
参考資料
『日本城郭大系』新人物往来社発行
主郭 主郭南東の堀切
出丸西の堀切 出丸の石垣 西郭 登城口からの遠景

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