島根県のお城 やまぶきじょう
山吹城
別名 要害山城
所在地 島根県大田市大森町銀山
遺構等 曲輪、横堀、畝状竪堀、石垣、碑、説明板
現状 山林
築城年 延慶年間(1308-11)
築城者 大内弘幸
歴代城主 大内、小笠原、天領
形式 山城(比200m、標414m)
登城時間 登城口1から主郭まで約25分
主郭下の空堀 訪城日 2013/4/24 感想
【道案内】 城跡の地図 登城口1 登城口2
本丸の北郭の石垣
以前は「竜源寺間歩」駐車場に車を停め、すぐ手前の登城口から登れたのですが、世界遺産に登録されてからマイカー通行禁止で銀山公園から徒歩となります。運が良ければ銀山公園または銀山資料館南の駐車場を利用できますが、満車等の場合は世界遺産センターに駐車し銀山公園までバスで移動となります。銀山公園から登城口1(竜源寺間歩の手前)までは約2.2km・30分で城の南から取り付き、登城口2(清水寺付近)までは約1.4km・17分で城の北から取り付きます。なお、銀山公園付近でレンタサイクルもあります。登城口2は、ひたすら石段で、しかも石段が老朽化しているため、登城口1がオススメです。
【感想・メモ】
私は登城口1から登りました。登山道は整備され、15分強登ると木橋を渡りますが、この下は竪堀と思われます。更に2〜3分登ると「山吹城跡230m)」の表示があり、この一段上から横移動すると畝状竪堀がありますが、藪で見にくいです。高い切岸を見上げながら3段程郭を登ると主郭手前に空堀があります。2005年に訪れた時は草木が払われ、切岸がスカッと綺麗に見えて気持ち良かったのですが、今回は城内一面藪でガッカリでした。主郭には城址碑があり、その北郭には説明板があります。虎口に石垣が残っているのですが藪が覆っています。更に北に3段の郭があります。ちなみに、移築城門といわれていた西本寺山門は、調査結果全く関係ないことが判明しました。
【歴史】
延慶年間(1308-11)、周防国守・大内弘幸が石見銀山防備のため築城した。戦国期には、大内・尼子・毛利らの戦国大名が石見銀山を巡って何度も争奪戦を繰り広げた。
参考資料】
『島根県中近世城館跡分布調査報告書(石見の城館跡)』島根県教育委員会発行
『山陰の城館跡〜攻防の跡をたずねて〜』山陰史跡整備ネットワーク会議(小冊子)
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